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2024年6月8日土曜日

【消防団とは】入る必要ある?報酬は出るの?消防団に入るメリットデメリット※個人の感想強め

消防団とは何か

新居への引っ越し先で勧誘を受けて
迷っている(困っている)方
消防団という組織そのものに疑念がある方
旦那が消防団に入ってしまったが
どんな活動をしているのか実態が気になる

そんな方たちの参考までになればと
消防団現役15年勤めた私の経験と
別々の地域に住む友人数人
そしてネット(SNS)上での声を
元にまとめてみました



1・消防団とは?

2・報酬は出るの?

3・消防団に入るメリット

4・消防団に入るデメリット

5・今勧誘されている方へ


1・消防団とは?


小型ポンプ積載車(所属表示は隠させていただきます)


消防団とは非常勤の地方公務員として、
火災、自然災害等の際に家や職場から
駆けつけ有事対応する組織になります

活動内容は地域差があるようですが
私の住んでいる町(人口2万人規模)の
田舎町でも
年に数回(2~6回)の火災出動
数年に1度の自然災害等対応
(東日本大震災の時には避難者
受け入れの車両誘導や避難所で
おにぎりを配ったりもしました)

行方不明者捜索にも駆り出されます

定期的な活動として
月に2回ほど川や防火水槽などの水利を使い
ポンプ車で実際に水を出し、設備の異常の有無を
確認する整備活動&火防広報活動

年末等季節の火防広報活動

年に2回、春季、秋季で検閲式という
隊の編成やポンプ操法を役人や地域の皆さんに
お披露目するイベントもあります
(これに係る練習も数回)

部や分団(各地区)ごとの
総会等があったり

不定期で防火水槽の掃除や水利周りの
草刈り、消火栓、消火栓BOX等
消火設備の管理業務(清掃、入替作業)

お祭り等町関係のイベント警備
地区の草刈り、小学校の運動会
呼ばれるなんて地域もあるようです

あとは定期もしくは不定期で
(地域により予選があったり持ち回りだったり)
ポンプ操法大会と呼ばれる
消防団ガチ勢によるガチ勢のための
消防御作法大会のような
ものが全国的に開催されます
僕も現役時代に一度だけ出場の機会がありましたが
朝4時から練習とかを週3、2~3ヵ月ぐらいの
レベルでやってました
嫌すぎて自傷(2階から飛び降り足を骨折)して
出場選手を免除された方もおりました・・・(普通に断れよw)


 操法大会の様子 引用元“消防団 オフィシャルウェブサイト


消防団のイメージですが
世間一般の評判として酒飲みの集まりだとか
女遊びが激しいだとかありますが

これに関しては完全にそこに属する『人』
尽きると思います
私が消防団に入った当初は確かに
活動が終われば毎回酒飲みはあって
女遊びも年に1回、消防旅行題して
旅館にコンパニオン呼んだりなんかしていたようです
(私は若い時は他でチャラチャラ遊んでたし
自腹が発生するのでほぼ欠席してました)

しかし上に立つ人、所属する人が変わると
組織は変わっていくもので
私が部長を務めた2年間は
活動後の酒飲みは頻度を減らし
遅くとも22時半までには解散
消防旅行は実施しませんでした
(内心不満に思う団員もいたかも知れませんが・・・)

当時出席率が低めな20代前半の団員が
ゲーム好きだったこともあり
その団員を誘って
屯所にでかいテレビを置いてみんなで活動後は
酒を飲みながらスマブラをやるようになりました
(私も独身時代はかなりゲーマーだったので)

そもそも男だらけの集まりであれば
どこの集まりでも酒飲み、女遊びは
あったりなかったりするもので
それが『消防団』という組織で
目立っただけではないのかなと

特に今の若い子は酒を飲まない人も
多く、集まり自体怠いとも思うので
さすがに昔ながらのスタイルを継承では
消防団という組織の存続も難しいのではと
感じました





2・報酬は出るの?




消防団活動はほぼほぼボランティア
みたいなものですが一応報酬も出ます
地域差があるかも分かりませんが
私の住んでいた町の例だと
平団員の年俸で2~3万
部長の時は6万ぐらい
(階級が上がれば年俸も上がります)
年俸とは別で火災等の出動出動手当は
時間で1回あたり3~8千
退職金は全国統一で支給額が
決まっています

2022年度消防手帳から抜粋

5年以上勤めれば最低でも
20万は支給されます

の辺は奥さんには内緒に(お小遣いに)
している方も多いようなのですが

私個人の考えとしては
家族サービスの時間を削っている以上
それなりの対価(見合ってはいません)が
なければ家族の理解も得られないのではと

在籍15年以上で部長の階級まで務めた私は
35万程いただけますが
家族で少しばかり旅行でもと
考えております





3・消防団に入るメリット



消防団に入るメリットとして
・地域住民のコミュニティに参加できる
・地域貢献できる
・特殊な経験ができる
・異業種の方たちと繋がれる



・地域住民のコミュニティに参加できる
これは自営業や人との繋がりが強みとなるお仕事を
されていれば尚恩恵を受けるのではないかと思われます

飲食店を経営されていればお店を使ってくれるようにも
なるでしょうし
各種営業関係(保険屋さん等)の方も消防団の繋がりから
お仕事の幅を広げられるのではないでしょうか

また、消防関係で繋がりができると地元のお祭りや
イベントごとで顔を合わせる機会もあるので
人によっては面倒かも知れませんが
ちょっと顔が広い感がでますw


・地域貢献できる
自己満足の世界ではありますが
有事対応での出動、日々の活動においても
多くはありませんが地域住民の方から直接
労いのお言葉を頂くこともあります
やはり誰かがやらなければならない事を
消防団という任意加入の組織で
(地域によってはほぼ強制?)
務めるのは大きな意味があると思います


・特殊な経験ができる


水出しの様子引用元“消防団 オフィシャルウェブサイト



本職で様々な経験をされる方は
もちろんいらっしゃるとは思いますが
一般の企業に勤めながら火災出動の際に
緊急車両として赤信号に侵入、通過するのは
なかなかスリルがあります
そして実際に現場で水元(水利担当)になれば
ポンプ車を操作し送水したり
火点(水を出す最前線)であれば管鎗(筒先)を
持ち消火活動を行います
消防士か消防団でなければなかなかできない
経験なのではないかと思います

あまり拝みたくはありませんが〇体を目にする
こともあるかも知れません・・・
私は部分的にしか見ませんでしたが
(直視するのはやはり気が引けます・・・)
気持ちのいいものではありません
丸焼きの牛も見ました(食欲は湧きません)

火災の発生原因(出動時は推測ぐらいですが)
亡くなった方の状況なども耳に入ってきますので
火災の恐ろしさは身をもって感じますし
そういった意味では火防の意識も高まります


・異業種の方たちと繋がれる
消防団と言う組織に限定した話では
ありませんが、それぞれ別の仕事を持つ人間が
集まる組織ともなるとその職業も多岐にわたり
地域の大工さん、設備屋さん、床屋さん、郵便局員や
飲食店オーナー、保険代理店、不動産屋に薬剤師
旅館経営者等など・・・
音響設備関係でDJもなんて面白い人も
いましたね(すぐいなくなりましたwww)
挙げ始めたら切りがありませんが
そういった異業種の方々と仕事の話をしたり
情報交換、時にはお仕事をもらったりあげたり
転職で悩んだらお仕事を紹介されたりなんて
こともあります



4・消防団に入るデメリット



デメリットとしては
・時間と労力を奪われる
・時には危険もある
・気苦労もある



・時間と労力を奪われる
いくつか列挙させていただきましたが
ほぼほぼこれに尽きると思います

出掛ける間際に火災出動もあれば
震災の時には自らも被災しながらの出動
自分の担当地区の火災であれば仕事を
休んで出たりもしました
(ここは完全に自己判断ですが)

定期的な活動、不定期の活動に加え
更に幹部ともなると平団員の時には
参加しなくてよかった集まりも増えます

私が幹部になってからある時の活動回数は
年間90回を超え仮に1時間/回の計算でも
時給換算で300円ほどでした
実際には半日掛かるイベントもあり
1時間で済む活動などほとんどないため
時給数十円かも知れません・・・

あとは夜中、明け方の火災で寝不足で
仕事に行くなんてことも・・・
(火災は夜中~明け方が多い・・・)




・時には危険もある
現場で消防団が建物に突入なんてことは
基本的にはあり得ませんが

豪雨災害時の警戒で氾濫している川の橋を
命綱も着けずに腰ぐらいまで水に浸かりながら
渡って対岸の住宅に声がけしている先輩もいました
(当時の部長でしたがそこまでする必要は・・・)

誰かしら死ぬかもと思った現場もあり
基本的に建物火災なんかだと1箇所の火点に
本職の消防や消防団が集まるという形なので
ある程度危険な個所や行動に関しては
管理されている状況なのですが

その時はかなり広範囲の山林火災
水元、中継部隊以外は1つ1つの部隊が
それぞれ各々で消火活動を行う状況の中で
一度燃えた木なんかは一見消火したかに
見えても内部で熱を持ち続け(燃え続け)
いるらしく、それが根本から折れ
周りの木々が時間差でばったばったと倒れてきて
目の前に倒木が倒れ掛かってきたときは
さすがに身の危険を感じました
(防災ヘリが頭上から散水したり戦場かよ)

ちなみに一応殉職者手当もあります



・気苦労もある
平団員の頃は好き勝手やっていましたが
(合コンあるんで欠席とか)

幹部にもなるとなんでかんで出席しないと
いけないような雰囲気もあり
通常の活動に加え幹部の集まりや
地区の集まり、イベント等の集まり
各種集まりに顔を出し
地区の区長さん、地域住民の方々
消防OBの方々に案内文を出しに行ったり
集まりの挨拶を考えたり
新入団員の勧誘で面識のないお宅
頭を下げに言ったりと
とにかく気を遣うことは多くなります
転生しても消防団に入らないとならない呪い(どんな呪いw)に
かかったらなんとしても幹部になる前に途中退団します



5・今勧誘されている方へ



結局のところ消防団は入った方が良いの?と
問われたら私はお勧めしません
そして仮にまた入団するかという選択を迫られたら
間違いなく断ります
しかしながら消防団という組織が必要かどうか
この問いに関しては必要だと答えます

私の住んでいた人口2万人規模の田舎町でも
大規模な火災、災害時には数百人規模の
消防団員が投入され
それでも人員が足りないような状況もあります

最大30台近くの消防車両が出動します(写真は検閲時)


仮に消防団という組織を廃止し
常勤の消防士なりの人員を用意するとなれば
その分税金は増えるでしょう

そのため有事の備えとして非常勤の消防団員
間違いなく必要であると考えます
(代替となる制度が新設されない限り)

もし、現在勧誘を受けているのであれば
忙しい一蹴するようなことはもちろん
(皆さんお忙しい中やってると思います)
無下に断るようなことはおすすめできません
勧誘している消防団員も別にあなたが好きで
来ている訳ではありませんので
断り方ひとつでは最悪な印象を与えかねません
実際に糞だなって思った方もいました

かと言って行けそうな雰囲気を出すと
それはそれで粘り強く来るでしょう

私の場合は地元ですでに入団していたため
引っ越し先ではその旨伝えたらすんなり
諦めてくれました
引っ越し組なら嘘でもこの方法は
ありかも知れません
(バレた時の責任は負いません)

いっそ一度入団してしまうというもの手です
退団報酬が発生する5年間を満了するまで
入団してのらりくらり活動を経験して
ズバッと退団・・・
なかなか強靭なメンタルを要するかもしれません
(辞め方次第では気まずくなるかも・・・)
最初から期限付き(要交渉)で入団するとかも
ありなんじゃないでしょうか
(私の地元にいましたが結局その方は幹部までやり遂げました)





最後に・・・

検閲の休憩時※天気がいいと気持ちいいんです(早く帰りたいw)

いろいろと活動経験や周りの話を
聞いて書かせていただきましたが
活動実態は地域によって千差万別です
とある都会の消防団では数年在籍しても
ポンプもいじったことがない
(SNS上で訓練羨ましいなんて言われたことも・・・)
恐らく都市、町村の規模による
消防団への依存度の違いであると
私は認識しています
入団前の情報収集も必須です
(興味持ってると逆に思われて危険?w)

以上、最後まで稚拙な文章に
お付き合いいただきありがとうございました

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